リンパ浮腫について｜リンパドレナージの資格取得ならリンパ浮腫専門医療従事者育成講座

リンパ浮腫について

リンパ浮腫は、一次性（生まれつきのもの）、二次性（乳癌、子宮癌、前立腺癌などの手術後に起きるのも）など、結構多くみられる病気です。脚または腕が太くなりますが、放っていても命にかかわることもないため医師も軽く見がちです。

そのため、相談に行っても詳しい説明が聞けず、ついにはまるで非常に珍しい病気にかかってしまった、と思い込んでしまう場合も多いようです。しかし、リンパ浮腫は決して珍しい病気ではなく、また、日頃から注意さえしていれば、決して恐ろしい病気ではありません。

リンパ浮腫の治療のためには、なぜ脚または腕が太くなるかを理解することが大切です。むしろ、正しく理解さえして注意さえしていれば、決してこれ以上太くならない、それどころか徐々に細くなることさえあると言っても過言ではありません。

すなわち、リンパ浮腫の治療は「セルフケア」であり、医者が関われる部分は、とても少ないと言っても良いでしょう。内容をよく理解し、治療していただければ、それだけでかなり改善を期待できるものです。

「リンパ浮腫の治療２０１１」　廣田彰男先生著より抜粋

リンパ浮腫とはどのような病気であるのか、その症状、分類と特徴、治療と予防法などについて詳しくご説明します。

リンパドレナージ（lymph drainage）とはどのようなものか、その考え方、具体的な方法、注意点などについて詳しくご説明します。